はじめに
先日、”世界一流エンジニアの思考法”を読みました。
現役 Microsoft / Azure エンジニアである方が、職場で感じたことについてまとめています。
ITエンジニア本大賞2025特別賞受賞、10万部突破とバカ売れ中の本書において、個人的に留めておきたいことをまとめます。
Tips
しっかりと理解するということ
理解するとは、
- 説明可能(explainable)
- 応用可能(applicable)
- いつでも使える(anytime usable)
この状態を指します。
”理解する”ことは時間がかかりますが、時間をかけて丁寧に何度もやっていくことの重要性が説かれています。
コールドリーディングのコツはコードを読まないこと
一見、矛盾しているように見えることですが、
- すべて読むことは負荷が大きい
- 読まなくてもわかるように、
- 読みやすい変数名・設計を心がける
- 単体テストを行い、動作保証をする
- 型ヒントを付け、可読性コストを下げる
といったふうに理解しました。
また、仕事の難易度として
- L1 : 何もググらず即実装できる
- L2 : ググれば解決できる
- L3 : スパイクソリューションがあれば何とかなる
- L4 : 自分では無理
と区分しており、”生産性を向上”させるには、L2やL3にあることをL1にもってくることが重要であるということ、何がL4でありやらないことを判別するかということを説明しています。
コミュニケーションテクニック
色々、本書で解説されていますが、気になったポイントは以下の通り
- 聞きやすい雰囲気は大事
- クイックコール(ex. Slackならハドル)は、情報量・理解度の面で早い
- 相手を否定しない、感謝の気持ちを持つ
サーヴァントリーダーシップ組織
リーダーは部下の意見を傾聴し、積極的に奉仕・支援しながら、強みを引き出す考え方を指します。
言うならば、トップダウンからボトムアップとでもいうべきでしょうか
休むことを軽視しない
日本人、働き過ぎです。
運動や睡眠を通じて、脳のリフレッシュが生産性を上げ、業務効率を上げます。
シンプルに生きる
組織が、商習慣が、等色々言い訳することなく、幸せになる。そうすれば成功するということです。成功したから、幸せになるわけではありません。