この記事の対象読者
- Chat GPT等の生成AIを始めて使ってみる方
- Chat GPT等を使って業務効率化をしたい
この記事で紹介すること
- Chat GPTの使い方
- 上手に使うためのテクニック
この記事で紹介しないこと
生成AIへアクセスしてみよう
まずは、Chat GPTのサイトへアクセスしてみましょう。
すぐに使うだけなら、アカウント登録等も不要です。
生成AIを使ってみる
さきほどアクセスした画面からチャット形式でなにかChat GPTに聞いてみましょう。
⚠️ 業務上、秘匿な情報などの入力は避けましょう。
これでまずは、”使ってみる”ことはできました。
チャット形式であなたの悩みや知りたい情報は、これで解決できます。
例えば、
- Google検索の代わりに聞く
- アイディアの壁打ち
- 疑問に感じたことを聞く
- 悩みについて打ち明ける
等、LINEを打つような感覚で使うことができます。
Chat GPTを使った業務効率化をしたい方へ
はじめに
上記のURLの場合、入力した情報はAIの高度化のために学習に使われます。
そのため、業務上秘匿な情報などは上記の画面に入力しないようにしましょう。
業務上、秘匿な情報などを扱いたい場合学習に使われないクローズドな環境を用意することをおすすめします。
そのため、IT部門と連携してクローズド環境を用意しましょう。
SIerに頼んで、0から環境構築....とせずとも下記のようなサンプルコードがあるので、AWSでは、クローズド環境を用意するためのプログラム・ツール群が公開されているので、サクッと作ることができます。
業務効率化のためのテクニック
業務効率化のためのアプローチとしては、下記のPointが挙げられます。
- テキストや画像、PDFを読ませるといった入力データの処理
- 適切な回答をするための方法(プロンプトエンジニアリング)
テキストや画像、PDFを読ませるといった入力データの処理
ですが、業務上の秘匿情報を含んでいる場合が多いので、読ませる場合はクローズド環境もしくはPublicなデータに限定してください。
データを読ませて要約、解説
はChat GPTなどの得意タスクの一つです。
それでは、やってみます。
今回は例として、環境省発行の環境白書の一部を持ってきます。
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r06/pdf/1_1.pdf
お役所資料らしく、読むのが疲れますね。
それでは、Chat GPTに要約させましょう。
尚、データの添付を行うには、アカウントが必要です。
いい感じに要約してくれてますね。
PDFや画像データの解説や要約が難しい場合、テキストデータ化するなどをしてみるとうまくいく場合もありますので、試してみてください。
適切な回答をするための方法(プロンプトエンジニアリング)
について解説します。
人と同じで、雑な指示だとうまくいかないことも多いです(”要約して”もだいぶ雑な指示ですねw)。
そこで、生成AIの力をうまく引き出すためのテクニックが、プロンプトエンジニアリングです。
代表的な、コツは以下の3つです。
- 役割設定
- 事前情報や知識
- 解答例
これらを先程の例に応用します。
役割設定とは、AIに役割を指示するものです。今回の例だと、
あなたは環境省の役人です。添付のPDFを一般人にわかりやすく解説する必要があります。
がそれに該当します。
事前情報や知識は、回答するに必要な背景情報や知識を与えます。今回の例だと、
添付のPDFは令和6年版の環境白書です。
がそれに該当します。
解答例は、解答の仕方やサンプルを示すことで、求める解答の形式を事前に教えています。今回の例だと、
求める解説としては、<テーマ>:<解説>のようなカタチで答えてほしいです。
がそれに該当します。
このようなテクニック・プロンプトエンジニアリングを使うことで、生成AIの力を引き出しやすくなります。
上記を踏まえて、業務効率化のコツとしては、
- 入力データを与える
- そのデータを踏まえて、適切な成果物(解説、要約)を作ってもらうためのプロンプトの工夫を凝らす
になるかと思います。