Yuta NakataのBlog

Python / AWS / ITについて役立つ情報を発信します

AWSコストを半分に削減した方法

はじめに

弊社でAWSを使ったシステム開発をメインにしています。

年末の大掃除ということで、日頃使っているサービスのコスト見直しを行い、月数千ドルの削減を行いました。

はじめに、我々のチームで使っているAWSアカウントは下記のようなユースケースで使用しています。

  • シミュレーションや計算などをメインとする計算機としての役割
  • データアーカイブとしての役割
  • Webアプリとしての役割

これらのユースケースからコスト割合の高いAWSサービスは、以下の3つでした。

  • S3
  • EBS
  • EC2

今回は、これらのサービスに対するコスト最適化対応を行いました。

S3

スタンダードクラスの利用割合を大きく引き下げました

S3のクラスをより精密に管理しました。

S3スタンダードクラスから、intelligent tieringに変更しました。

また、ライフサイクルルールを徹底して変更を行い、スタンダードクラスからの変更を促しました。

intelligent tieringですが、他のクラスとは異なり少し勉強が必要ですが、自動制御してくれるため、非常に便利です。

S3のストレージクラスについて知りたい方は、こちらをオススメします。

dev.classmethod.jp

intelligent tieringについては知りたい方は、こちら。

zenn.dev

EBS

EBSのボリュームサイズを小さくしました

ただし、AWSの仕組みではEBSのサイズを小さくすることはできません。

そのため、諦めて固定費化しがちですが、打つ手はまだあります。そこで、EBSの付け替えを行っています。

具体的な方法としては、以前も紹介していますので、下記を参照してください。

www.yuta-nakata.net

EC2

不要なインスタンス・AMIの削除ならびにEBSスナップショットを削除しました

まずは、いらないEC2を徹底的に終了します。断捨離の基本から。

続いて、EBSのスナップショットを削除するため、紐付ているAMIがあれば、AMI・EBSをの削除を行いました。

AMIに紐づく、スナップショットは削除できないのです。。。

dev.classmethod.jp

その他

AWS Trusted Adviserを使って、削減できる項目を見つけるのも手です。

ぜひ、検討してみてください。