はじめに
弊社では、基本的にAWSをベースに開発をしており、クラウド・サーバーレスが基本になっています。
この環境は、様々な面でメリットをもたらす一方で、従量課金型のサービスであるパブリッククラウドにて、予期せぬ出来事が起きないように、利用料金の監視はとても重要です。
AWS Cost Explorerを用いて、分析することも重要ですが、日々のモニタリングにおいては運用コストを下げる必要
があります。
そこで、今回は
AWS利用コストをSlackに通知させるツールの紹介
をしたいと思います。
このツールにより、
- 予期せぬコスト増大を早めに検知すること
- 費用負担の大きいサービスを把握すること
ができます。
構成図
EventBridgeを用いて、指定した時刻にlambdaを実行するプログラムで行います。
ソースコード
利用環境
AWSリージョン | ap-northeast-1 |
AWS CLI | aws-cli/2.7.33 Python/3.9.11 Darwin/22.6.0 exe/x86_64 prompt/off |
AWS SAM | SAM CLI, version 1.82.0 |
リンク
今回、紹介するソースコードです。
事前準備
1.追加するチャンネルにAppを追加する
2.Incoming WebHooks
を選択し、追加する
3.Webhook URL
を取得する
取得したURLはどこかに保存しておいてください。
4.リポジトリをcloneする
git clone https://github.com/A-nkt/aws-cost-alert.git
5.フォルダを移動
cd aws-cost-alert
6.デプロイ 先程のWebhook URLを使用します
./deploy.sh dev <Webhook URL>
これで完了です!
指定時刻(デフォルトでは、毎日8:30 JST)に通知が飛んできます。